気ままな日記
2011-10-26 障害者旅行のお供
障害者一泊旅行伊勢志摩へ
今年もLLPゆうりんの家の旅行にお供しました。
行き先は伊勢志摩方面、スペイン村とおかげ横丁です。
意外なことにお伊勢さんには車椅子で進むことは出来ません。
残念ですが鳥居の前でお参りしておはらい町からおかげ横丁を散策しました。
今年ご一緒するのはS君です。
彼とはこれまで5回の旅行や季節のレクレーションで何度となく顔を合わせているので私としては馴染みです。
彼は五十音の表を指で押さえて会話をします。
時々思いがうまく伝わらない時には大きな声でうなったり駄々をこねているのを見ていたのでとってもきかん坊のイメージがありました。
今回お供してわかりましたが実はとても繊細でやさしくて思いやりのある人でした。
まず食事の介助では「先に食べてください」戸惑っていると「どうぞ」「どうぞ」「あとから助けて」と・・・・・スタッフに聞くといつもそうだからそうして下さいと言われてまずびっくり。
夜にはスタッフのミーティングの終わりを待つ間に自分が持ってきたお菓子を一緒に食べようと勧めてくれた。
もう一人のルームメートにもあげてくださいと・・・
次の日お土産を買った時には驚かされた。
いつも旅行ではパートナーのお土産選びにとても悩みます。
それは希望どおりなんでも買っていいのかアドバイスや制限をすべきなのかが難しいからです。
個数とか金額で指示してもらうと助かりますが彼の場合はありませんでした。
お気に入りの店を見つけると無言で一廻り見て回りおもむろにこれ3つ、これ1つ、これ3つ、最後にもう一回戻って初めのを追加でもう一つと最後に大きなお土産用の手提げ袋を1つ。
お財布の中をみるとなんとなんとぴったり!
これって偶然?私が驚いても彼は平然。
しっかり暗算していたんです。
何から何まで恐れ入ってこれまでの印象で大きな誤解をしていた自分が情けなくて恥ずかしく申し訳ない気持ちでいっぱいです(*≧m≦)
旅行前日の天気予報では「雨ところにより雷雨」でした。
雨合羽を用意し着替えも多めに持って相当の覚悟で臨みましたが雨はいつもバスの移動中かホテル到着直後と出発直前でした。
なんとも不思議な有難い天気に恵まれてとても貴重な体験をさせてもらいました。
S君ごめんね、ありがとう。
ところで2日目スペイン村での昼食はレストランelputioで懐かしいパエリアを戴きました。
シャフ曰く「最大80人前ぐらいは出来る」大鍋でそういえば何年か前、異業種交流会の仲間で納涼祭で作ったパエリアもこんな感じだったな〜・・美味しかった〜。
皆さんどうもありがとうございました。
またご一緒しましょう。