気ままな日記
2015-12-09 大根焚 了徳寺参拝
大根焚 鳴滝了徳寺へ
750年ほど前のこと浄土真宗の開祖親鸞聖人が師である法然上人の遺跡を訪ねられた帰りにこの地で村人に教えを説かれました。
村人たちが、そのお礼に大根を炊いて差し上げたところ親鸞聖人は大変お喜びになりすすきの穂を筆代わりに鍋の残りすすで「帰命尽十方無碍光如来(きみょうじんじっぽうむげこうにょらい)」という十字の名号を書いて残されました。
その「すすきの名号」を徳として報恩講が毎年行われ、出される精進料理がいつからか「大根焚」になり世間に広まったそうです。
本堂にはこの「帰命尽十方無碍光如来」の名号が掛けられ、中庭に親鸞聖人ゆかりの「すすき塚」があると京都新聞で知って今回それを訪ねたのですがなかなか探せません。
永年鳴滝青年会でお世話をされている親戚に案内してもらってようやく拝見することが出来ました。
2日間で大勢の人が訪れるそうですがこのすすき塚のことはあまり知られていないそうで本堂の扉に張り紙があったのに気が付きませんでした。
夜のイメージを勝手に持っておりましたが4時で終了だそうでぎりぎりセーフでした。
聞けば2日間で3千本の大根を炊くそうで皆さんはすでに明日の準備に掛かられています。
毎年ご苦労様です。
いただきます。
合掌
2015-12-21 かにとそば
美味しいカニを求めて丹後へ
冬の愉しみ、美味しいカニをもとめて丹後半島浜詰の料理旅館「夕日ヶ浦」へ行って来ました。
運よく6階の絶景のお部屋で名前の通りさぞきれいな夕日と期待しましたが生憎のお天気で残念(*≧m≦)
しかし料理は予想通り満点です(*^ヮ^*) ♪
翌朝立ち寄った海岸(夕日の路)では大勢のサーファーが楽しんでおられました。
丹後でカニを食べると帰りは定番の「出石そば」でしょう。
お昼には早いのでまずは出石城跡へ
竹田城ほどではないですが朝もやにかすんだ城跡は見ごたえがありました。
本丸跡には出石そばの由来を書いた碑があります。
それによると江戸時代に信州から国替えで入った城主が腕のいいそば職人を伴ったそうでその職人が代々工夫して今の皿そばを定着させてのだそうです。
本丸跡の奥、同じ城郭内に石段があり頂上には有子山稲荷神社があるそうですが寒さで足が思うように動かずお参りはかないません。
伏見稲荷を思わせる朱色の鳥居が続いていました。
寒さしのぎに珈琲タイムと石段下の「風空路欧」(ふくろう)という趣のある喫茶で小休止。
その後混雑を避けて少し早めにそばを戴こうと旅館から頂いたサービス券を頼りにお店を探すことに。
お昼前なのに通りはもう一杯の人です。
目当てのお店は通りから少し入ったところにあり美味しくゆっくり戴きました。
一筋違いに長州藩士桂小五郎が隠棲したところがあります。
幕末の混乱から逃れた小五郎にとってこの地の生活は相当気に入っていたらしく藩命で迎えに来た幾松も説得にかなりの日数を要しその間何日か逗留したと聞いたことがあります。
その後維新の三傑と言われ亡くなる明治10年までの活躍はよく知られていることで立札にある通りまさしくここ出石は再生の地かもしれません。
美味しいかにとそば、いい景色、維新の歴史にも触れられて楽しい2日間を過ごしました。
運転手さん長距離をお疲れさん、ありがとう!